イラストをいい紙に印刷したいと、久しぶりにキンコーズへ行ってきた。馴染みのない人のために一言でキンコーズを説明すると、『コンビニ感覚で行ける印刷屋さん』といったところだろうか。私も今まで数えるほどしか行ったことがないけれど、大都市にはたくさんあって、 ※ 24時間営業(※現在は新型コロナウイルスの影響で時短営業のところもあるらしい)で、コピー1枚から製本まであらゆる「印刷したい」に応えてくれるのだから、便利さという意味で『コンビニ的』と言えると思う。
ふだん、私は自作のイラストをネット上にアップしたり、依頼された場合もデータでやりとりしているので印刷することはあまりない。それでも数年前初めてZINEを作った時にキンコーズでカラー印刷した時は、データが「紙」という物理に変換されることに感動を覚えたものだ。
しかし印刷することに慣れていない分、失敗も多い。今回は、結果的に家とキンコーズを一日で3往復することになった。しかも3回ともすべて違う店舗。失敗して同じ店舗に行くのが恥ずかしいのと、せっかくだったら近くにある別の店舗も試してみるかという謎の冒険心とでやってみたのだが、想像以上に疲れた。
一日で3店舗ものキンコーズを巡ってみて思ったのは、印刷とざっくり言ってもその業務は多岐に渡り、客の要望に応えるのは相当大変そうだなということ。私がちらっと見ただけでも案内状のようなものの出来上がりを受け取りに来ている人、注意書きをラミネートしに来ている人、アイドルの写真を大きな紙に印刷している人など様々だった。ここまで複雑なことを可能な限りセルフサービス化しつつ最低限の人員で細やかにサービス提供するのだからすごいなあと。
改めて「キンコーズすげえな」と思ったので会社のことをウィキペディアで調べたら、 社名の由来が創業者ポール・オーファラ氏のあだ名”kinky hair”(縮れ毛)だったのでもっと好きになった。