かゆみとの戦い

これぐらいかゆいイメージです

ここ数年、年2回ほどの頻度でしか更新していなかったこちらのブログ、月1回ぐらいの更新を目指して再び頑張っていこうと思います。電車やバスがなかなか来ない、待ち合わせ場所で人を待っている等、どうしようもない隙間時間などに読んでいただければ幸いです。

それは5月の中旬頃、急激に暖かくなってきたタイミングで起こったのですが、体中、虫に食われたように赤く斑点が出始め、かゆくてたまらなくなりました。全身くまなくかゆいのですが、特に脇の下、おなか周り、太ももの付け根、膝の裏、足首のあたりなどがひどかったです。私の少し前から夫も全身がかゆいと言っていたので、「これはダニだ」と思いました。まず始めたのはムヒ、ウナなどの虫刺されのかゆみ止めを塗りまくることと、ダニ除けグッズを買うこと、そしてどう考えてもダニがいるならここだろ、という寝具を洗うことでした。

仕事中、同僚にダニ退治のことを相談すると、「トラックを借りてコンテナ部分にベッドのマットレスを運び入れてその中でバルサンを炊くといい」とアドバイスをもらい、それは効果がありそうだと帰って夫にその旨を伝えましたが、我が家がメゾネットタイプのマンションで螺旋階段状になっており、夫婦2人でそこからマットレスを運び出すことは不可能と言われてあきらめました。

それでもできることをしなければかゆみからは解放されないので、週末にカーシェアで車を借りて掛布団、枕、敷パッド、カバー・シーツ類をすべて詰め込み、コインランドリーで丸洗いをし、マットレスにはダニ除けスプレーとダニ除けマットを置いて、これでひとまずできることはやった気でいたのですが、かゆみは全く解消されないどころかますますかゆくなるばかり。かけばかくほどもっとかゆくなり、気が狂いそうでした。

お世話になったかゆみ止めたち

これはもう、ダニではないのか?体中ブツブツで気味が悪く、ウナもムヒも塗った瞬間しか効かず1日に1本ペースで消費されていくので、さすがに病院に行くしかないと思い、近くの皮膚科を受診しました。

症状を医師に伝えると、おもむろに皮膚科の教科書のようなものを出してきて、あるページを開いて見せ、こう解説しました。「痒疹(ようしん)っていうんですけどね。子どもがよくなるんですけど、虫刺されなどをきっかけになぜか体が暴走して体中にコピーを作っている状態なんです」

私はその説明を聞いて、何か現在のかゆみの症状以上の、これまでの人生で何度も経験してきた急激な不調のすべてを説明してもらったようで、とても深く納得できたのでした。

というのも、私は何らかの外的ストレス(精神的なストレスだけでなく、慣れない食べ物や暑さなど)がトリガーとなり、体が過剰な防衛反応を示すのか、急激に体調が悪くなって胸やけ、下痢、嘔吐などの症状が一気に押し寄せ、一時はこのまま死んでしまうのかと思うほど苦しむのですが、数時間すると何事もなかったかのように治ってしまうことが日常的にあり、一体これは何なんだとずっと思っていたのです。

今回のかゆみも、表出の仕方は今までと少し違うとはいえ、「体が暴走している」のはいつもの通りだと思いました。そして「子どもがよくなる病気にかかる」というのも私あるあるで、数年前に子どもがよくなるというマイコプラズマ肺炎になったりしました。要はこの年齢になっても外的刺激に対してうまく体の制御ができていないということなのでしょう。もう中年なのに。急に人から話しかけられると、話しかけた人が驚くほどびっくりしてしまうのも同じようなことなのかもしれません。

なんだかものすごく腑に落ちるような思いで、アレルギーを抑える飲み薬と軟膏を処方してもらったのでした。

今までの不調ならそのあとすぐに治ってしまうのですが、痒疹はなかなかしつこく、基本的には回復傾向ではありますが、思い出したように朝起きたら1か所新しい発疹ができていたりします。これから長い付き合いになるのか、そのうちに治るのかわかりませんが、己の「暴走」とうまく折り合っていきたいと思ったのでした。

結局ダニ問題も解決したのか不明 目視キットを仕掛けて見るのを楽しみにするしかない

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