2020年ももうすぐ終わりそうです。全人類が未知のウイルスに苦しめられるというSFみたいな年でしたね。マスクなしでは外出できないなんて、ディストピア感が半端ないです。
しばらくnoteに出張しておりましたが、一応一年の締めくくりということでこちらに帰ってきました。
私は去年が変化や移動の多い一年だったので、それとは対照的に今年はとにかく動かない、動けない一年で、多くの人が蒙った困難に比べれば大したことがないとはいえ、やはりそれなりにつらいものがありました。
去年の11月頃に一気に作ったこのサイトやツイッターアカウントは、そういう時期には適しており、特にツイッターで薄くつながった人たちは、なんだかとても心強い存在だったのであります。完全に自分好みになったタイムラインは、日々更新されていく展覧会のようで、いつも目が喜んでいました。有名無名にかかわらず、天才だらけでした。
地味ではありますがその時期に描いていたものとともに、なんとなく1年を振り返ってみます。
1月 まだふつうに移動していた
手帳の記録によると1月21日に「新型コロナウイルス肺炎」のニュースがあったらしいですが、まだのんきに「コロナ前の世界」を生きていました。
2月 じわじわと迫ってくる
そろそろテレビでもコロナ関連のニュースが目立ってきていましたが、まだ夫は趣味でやっているバンドのライブをやったり、私も映画『パラサイト』を満員の映画館で観たりしていました。2月下旬に体調が悪くなり、咳・微熱・体のだるさを感じてかかりつけの医師に診てもらうもインフルは陰性で、PCR検査を受けるにはどうすればいいのか聞いてみましたが「肺炎の症状がある患者さんでもいまは無理ですよ」と言われました。しばらく家で療養していたら治りましたが、今でも”感染していたのでは?”という疑念が残っています。
3月 自粛ムードが漂い始める
オークションでようやくチケットを手に入れた大相撲3月場所は無観客になり、都知事の「不要不急の外出は自粛してください」との令を受けてスーパーが見たことのないくらい混雑したりしました。志村けんが亡くなったことで、いよいよ「これはやばい」という世の中の雰囲気になっていた気がします。
4月 緊急事態宣言が出る
ここから完全に「コロナ後」の世界になったような。夫は完全に在宅勤務になり、私も時短勤務になりました。夫がずっと家にいることに慣れずストレスが溜まることもありましたが、今から思えば夫はまだ在宅勤務生活の始めで心身ともに余裕があり、私が仕事で夜帰宅するとご飯を作ってくれているようなこともありました。それは一年の後半には全くなくなることになります。
5月 ZOOM飲み会が流行る
友達の少ない私にも誘いが来るぐらいだからよほど流行っていたのだろうと思います。このころはまだ「自粛期間を有意義に過ごそうという」意欲がありました。GIFアニメを作るのにはまっていました。
6月 徐々に街に出るようになる
初めて中野ブロードウェイに行き、おたくワンダーランドに魅了されしばらく通ってしました。アニメやイラストなど精力的に描いてアップしていました。
7月 都知事選と豪雨
この頃は、映画館を助けないと!という気概に燃えていたのかよく映画を観に行っていました。オープンしたてなのにガラガラの長谷川町子記念館で狂ったようにグッズを買ったり。
8月 猛暑
とにかく暑くてつらかったです。自転車にも轢かれた。
9月 慣れる
何か、いろいろなことに慣れていったような気がします。今年初めて新規の依頼主からのイラスト仕事を受けて張り切っていました。
10月 コロナ禍の小休憩
GO TOトラベルなどもあり、この頃はまた人の大規模な移動が復活していた気がします。私もお正月以来初めて実家に帰省しました。また、この頃からぬいぐるみ作りにはまり始めました。
11月 noteを始める
11月になると何か新しいことを始めたくなるのか、今度はnoteに手を出し始めました。
12月 コロナ変異型が出る
ワクチンが流通し始めてもこのまま収束という流れにはならず、変異型が出たとのニュースでも、もはや心に波が立たなくなってきました。
このように、地味ながらもその時々の世相と己のバイオリズムがアウトプットに反映されているようであります。4月以降、緊急事態宣言下で皆が家にいたからなのか、ツイッターの反応がぐんぐんと増えてきました。それに鼓舞される形でどんどんと作品を作ることができたのは今年の貴重な成果と言えるのかなと思います。
来年もいろいろと生み出していきたいと思いますので、どうぞよろしくです!